水は常温では液体ですが,温度を下げていくと固体の氷に変化します。逆に温度を上げていくと気体の水蒸気に変化します。でもこの変化によって,水が他の物質に変わるわけではありません。形は変えても水は水のままです。このように,1つの物質が温度変化によって固体・液体・気体と変化することを状態変化といいます。
これ対して化学変化は,違う物質に変わる変化です。
たとえば水の電気分解では,水がまるで違う性質をもつ水素と酸素という,もとの水とは違う物質に変化します。このように,前とは違う別の物質に変わる変化が化学変化です。