消化管の食物の移動と血液循環を区別して考えましょう。
消化管を通る養分の大半を小腸で吸収するため、血液循環で小腸を流れた直後の血液は、養分を多く含んでいるのです。消化管で小腸を通ったあとの食物は、養分を吸収された状態です。
また、じん臓は、血液中の尿素を血液からこしとるので、血液循環でじん臓を流れた直後の血液は、尿素がもっとも少ないのです。
どこの血液に何が多く含まれているかは、その血液が流れている前後の器官に注目します。その器官の役割を正確に覚え、血液に多く含まれているものは何か、少ないものは何かイメージできるようにしておきましょう。