周波数とは,1秒間あたりの振動や波のゆれの回数のことです。
音の周波数とは,振動数(音源が1秒間に振動した回数)のことです。
音は,音源の振動が波として伝わります。
交流は,電流の向きや大きさが周期的に変化している電流です。
交流(交流電流)で,電流の向きと大きさの変化が1秒間にくり返される回数を周波数といいます。単位はHz(ヘルツ)です。
直流では,電流はつねに電源の+極から-極へと向かって流れているので,電流の向きや大きさは変化しません。よって,直流に周波数はありません。
■交流の周波数
交流では+極と-極が交互に入れ替わっているので,1秒間あたりの入れ替わった回数で求めます。
東日本では50Hzなので,1秒間に50回,+極と-極が入れ替わっています。
西日本では60Hzなので,1秒間に60回,+極と-極が入れ替わっています。
これは発電機の種類が違うからです。
中学では交流の周波数の求め方は学習しませんが,自分の地域の周波数を覚えておきましょう。
■音の振動数
音の振動数は,「音源が1秒間あたりに振動する回数」で表します。
Hz(ヘルツ)は「1秒間あたりの回数」なので、
「振動した回数[回]÷振動するのにかかった時間[s]」で計算します。
オシロスコープなどを使うと,音の波形がわかるので,振動数を求めることができます。
このようにして求めることができますが,基本的には中学ではHz(ヘルツ)の求め方は学習しませんので,授業で習ったのであれば,授業の内容にしたがって求めてください。