地球の表面は空気でおおわれていますが,その空気には重さがあります。ですから,私たちは感じていなくても,実際には上にある空気に押されて圧力を受けています。
大気圧は,このような上にのっている空気の重さによって生じる圧力のことです。
ですから,上にのっている空気の量で大気圧の大きさが変わります。これを図で確認していきましょう。
低地ほど地面の上にのっている空気の量が多く,空気の重さによって生じる大気圧は大きくなります。これに対して標高の高い富士山の山頂では,上にのっている空気の量が少ないので,空気の重さによって生じる大気圧も小さくなります。