「外呼吸」は呼吸器官がからだの外にある酸素をとり入れる呼吸,「内呼吸」はからだをつくっている1個1個の細胞が,血液によって運ばれてきた酸素を使って行う呼吸です。
■外呼吸
わたしたちが,空気を吸ったりはいたりしている呼吸は外呼吸です。
呼吸器官を使って,からだの外にある酸素をとり入れ,二酸化炭素をからだの外に出すはたらきを外呼吸といいます。
口や鼻から吸った空気は気管を通り,肺に入ります。
気管は,枝分かれして気管支と呼ばれるようになります。 気管支の先端部分は肺胞と呼ばれます。
肺胞を通る毛細血管では,空気中の酸素が血液中にとり入れられます。
また同時に,血液中の二酸化炭素が空気中に出されます。
■内呼吸(細胞の呼吸)
細胞の1個1個が,エネルギーをつくり出すために行う呼吸を内呼吸(細胞の呼吸)といいます。
わたしたちのからだをつくっている細胞は,血液によって運ばれてきた酸素と養分を使って, 生きていくための活動をするエネルギーをつくり出しています。
そのときできる二酸化炭素と不要物は,細胞の外に出され,血液などによって運ばれ,からだの外に出されます。
内呼吸(細胞の呼吸)に必要な酸素をとり入れ,いらなくなった二酸化炭素をからだの外に出すはたらきが外呼吸です。