乾電池と家庭用コンセントの違いは,電流の向きです。
乾電池は一定の向きに電流が流れますが,家庭用のコンセントは電流の向き(と大きさ)がたえず変化します。
じつは,電流には2種類あります。
つねに一定の向きにだけ流れる「直流」と,たえず向きと大きさが変化している「交流」です。
つまり,乾電池から流れる電流が「直流」,家庭用コンセントから流れる電流が「交流」ということです。
わかりやすく説明すると,乾電池には+極と-極があって,電流は必ず+極から-極に向かって流れます。
電流の向きを変えるには,乾電池の+極と-極を反対に(逆に)つなぐしかありません。
それに対して,家庭用コンセントでは,接続を変えなくても,電流の流れる向き(と大きさ)が変わってしまうということです。
つまり,たえず+極と-極が入れ替わっているようなイメージになります。