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  • 公開日時 : 2017/01/20 00:00
  • 更新日時 : 2021/10/11 14:02
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【理科】顕微鏡では,なぜ見たいものを反対方向に動かすのか

「顕微鏡のレンズの見え方」の問題で,見たいものをレンズに映すときに反対の方向に動かすのはどうしてですか?
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回答

ふつう,顕微鏡は,観察するものが上下左右逆さまに見えるつくりになっています。
ですから,観察するものは,動かしたい方向と逆の方向に動かします。
 
顕微鏡には凸レンズ(ムシメガネやルーペのように中央が膨らんでいるレンズ)が2枚使われています。
 
■凸レンズのはたらき
凸レンズを通して見たとき…  
 遠くにある物体を見ると,逆さまに見えます。これを「実像」といいます。  
 近くにある物体を見ると,拡大されて見えます。これを「虚像」といいます。
 
■顕微鏡のしくみ
顕微鏡は,2枚の凸レンズからできています。 対物レンズでは物体の実像をつくります。
そして,その実像を接眼レンズで拡大して虚像をつくります。
 
虚像は観察するものと同じ向きに見えますが,実像は観察するものと逆さまの向きに見えます。
ですから,わたしたちが「顕微鏡で見る像」は,観察するものと「逆さまの向き」に見えるのです。
 
よって,観察するものは,動かしたい方向と逆の方向にプレパラートを動かします。
(※上下左右が逆さまにならない顕微鏡もありますので,観察するとき確認してください。)

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