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  • 公開日時 : 2017/01/20 00:00
  • 更新日時 : 2021/10/11 14:00
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【理科】植物は二酸化炭素を吸うのか?吐くのか?

小学校では,「植物は二酸化炭素を吸って酸素を吐く」と習いましたが,参考書には反対のことが書かれていました。
でも,昼間は「植物は二酸化炭素を吸って酸素を吐く」と書いてありました。
どういうことかわかりません。
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回答

植物は,人間などの動物と同じように「呼吸」をして酸素を吸い,二酸化炭素を出しています。
また,「光合成」という,二酸化炭素を取り入れ,酸素を出すはたらきもしています。
 
「呼吸」は,生きている間はずっと,昼も夜も行われます。
「光合成」は,光を受けたときだけ行います。
植物は,光が当たっている昼間は,「呼吸」と「光合成」の両方を行っています。
 
植物が十分に光を受けているときは,「呼吸」によって取り入れられる酸素・出される二酸化炭素の量よりも,「光合成」によって取り入れられる二酸化炭素・つくり出される酸素の量のほうが多くなります。
そのため,小学校で習ったように,「昼間は,植物は二酸化炭素を取り入れ,酸素を出している」と言うことができます。
夜間は,呼吸だけを行っているので,酸素を取り入れ,二酸化炭素を出しています。
 
[呼吸]:酸素を取り入れ,二酸化炭素を出します。
植物も動物も,生きていくために呼吸をしています。
呼吸をすると,からだの中では,生きていくためのエネルギーがつくられます。
人間が走ったりすると,「はあはあ」と呼吸の回数が多くなるのは,走ったことでエネルギーがたくさん必要になったため,多くの酸素を必要とするからです。
植物も,からだを大きく成長させたり,葉を増やしたり,花を咲かせるときなどに必要なエネルギーを,呼吸することでつくり出しています。
 
[光合成]:二酸化炭素を取り入れ,酸素を出します。
植物だけが行うはたらきです。光を受けると,二酸化炭素を取り入れて,酸素を出します。
光合成をすると,養分がつくられます。植物がエサを食べなくてもからだを大きく成長させられるのは,自分で必要な養分をつくれるからです。

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