「石油」は総称で,「原油」は地中から採取(さいしゅ)したままの石油のことを指します。
■石油
さまざまな炭化水素を主成分とする液状の物質です。
海底に堆積(たいせき)したプランクトンなどの海の小さな生物の死がいが,何億年もの間に,バクテリアの作用や熱・圧力で分解されてできたものです。
石油は,「原油」を蒸留(じょうりゅう)・精製(せいせい)してできた「ガソリン」「灯油(とうゆ)」「重油」「軽油」なども含めた総称です。
■原油
地中から採取した,天然のままの石油のことです。
原油は,そのままでは使うことができませんので,精製して,「ガソリン」「灯油」「重油」「軽油」などにして利用します。