空気を冷やしていったときに,空気中の水蒸気が水滴になり始める温度です。
空気中には,目には見えませんが,水蒸気が含まれています。
空気中に含むことのできる水蒸気の量(飽和水蒸気量といいます)は,温度が高いほど多くなっています。
ですから,空気の温度が下がると,それまで空気中に含まれていた水蒸気が,含みきれなくなって水滴になり始めます。
この水滴になったときの温度が露点です。
たとえば,夏,ジュースに氷を入れてしばらくおくと,コップの表面に水滴がついてきます。
水滴がつき始めたとき,コップのまわりの空気の温度は露点になっています。