漢字について、もしかすると、「漢字は難しい」「覚えるのが大変」というイメージをもってしまっているお子さまも少なくないかもしれません。
「漢字=難しい」という固定観念が大人の私達のどこかにあるような気がします。
漢字には意味があります。ひらがなで「はな」と書いても「花」なのか「鼻」なのかわかりませんが、漢字で書くと一目でわかります。このように漢字はとても便利なものでもあります。
子どもが漢字は面白いと思いながら学んでいくためには、どのようにしたらよいでしょうか?
よく言われるのは、文字としてではなく絵として興味をもたせることですが、
勉強を始めた1年生なら、まずは、漢字を読むことから始めてみるのはいかがでしょうか。
例えば、「入」は「ニュウ・はい(る)・い(れる)」と読みますが、
「入学・おふろに入る・かばんに入れる」など
その漢字を使った文章から読み方を覚えると、一つの漢字でもいろいろな読み方があり、使い方があることがわかります。
ご家庭ごとで、例えば、何かを何かに「にゅるっと入れる」だからなんだかウナギのような漢字だね、などイメージを付けて覚えていくのもよいでしょう。お子さまが興味があることに引き付けてイメージしていくのもいいですね。
書く練習については、トメ・ハネや、出る・出ないなど、覚えるべきポイントはたくさんありますが、
他の文字に見えないかぎり、まずは書けた漢字をとにかくほめてあげましょう!
指摘は「ここははねるといいよ。」「くっつけて書くとかっこいいよ!」で充分です。
たくさんのほめ言葉を準備して、練習をみてあげてくださいね。
ご家庭で楽しくいろいろなものをイメージしながら漢字に触れていっていただけたらと思います!