細胞分裂直後の細胞の大きさは元の細胞のほぼ半分の大きさですが,その後,細胞は元の大きさになるまで徐々に成長するため,大人も子どもも一つひとつの細胞の大きさは同じである,ということです。
1つの細胞が分裂するとき,動物細胞では真ん中がくびれて2つにちぎれるように分裂し,植物細胞では真ん中に仕切りができることで分裂します。
よって,分裂直後は元の細胞のほぼ半分の大きさしかありません。
しかし,それでは細胞の数は増えますが,生物全体の大きさは変わらないことになってしまいます。
子どもに比べて大人のほうが身長・体重ともに大きくなるためには,分裂後,一つひとつの細胞が成長することが必要です。
しかし,もともとの大きさまで細胞が成長した時点で細胞は成長を止めるため,大人も子どもも細胞の大きさは変わらないのです。