憲法は国の基本となる「最高法規」です。法律は国会が制定するきまりです。憲法に反する内容の法律は制定できません。
■憲法
「国家がどうあるべきか」「どのように政治を行うか」や「国民の権利や義務」などを決める基本となる最高法規です。
日本国憲法は,第二次世界大戦後,連合国軍総司令部の指導のもとに作成され,国会で可決,成立しました。
■法律
法律は国会が制定するきまりです。憲法は日本に1つしかありませんが,法律には「民法」「刑法」「地方自治法」など,さまざまなものがあります。
法律は憲法で定められた基本方針に基づいて制定されますので,憲法に違反する内容の法律を制定することはできません。日本国憲法にも,「この憲法は,国の最高法規であって,その条規に反する法律,命令,詔勅(しょうちょく)及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は,その効力を有しない(日本国憲法第98条)」と定められています。