国会は日本国憲法のもとでの議会,帝国議会は大日本帝国憲法のもとでの議会です。
■国会
国会は,現在の日本国憲法のもとでの議会です。衆議院と参議院の2つの院から成り立っています。
2つの院の議員は,20歳以上のすべての男女による選挙によって決められます。
なお,2015年6月に,選挙権を持つ年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられました。2016年から,国会議員は「18歳以上の男女」による選挙で決められます。
■帝国議会
帝国議会は,大日本帝国憲法のもとでの議会です。貴族院と衆議院の2つの院から成り立っています。
貴族院の議員は皇族・華族・多額納税者の代表と天皇が任命した者で構成されていました。
衆議院の議員は,国民から選挙によって選ばれていましたが,1925年に普通選挙法(普通選挙制)が成立するまで納税額による制限選挙で選ばれていました。普通選挙法が成立したあとの選挙からは,納税額に関係なく25歳以上のすべての男子に選挙権が与えられました。