憲法改正時の国民投票と,選挙時の投票との大きな違いは,「直接民主制」か「間接民主制」かという点 です。
■憲法改正時の国民投票
憲法を改正する場合,国民は「国会が発議した憲法改正案」に対して投票することで直接意思を示して,賛成か反対かを決定することができます。
【憲法改正案に対して投票することで,国民が直接政治に参加できる→直接民主制】
■選挙時の投票
通常の選挙では,政治を行う「代表者(議員など)」に対して投票します。
国民が直接政治に参加するのではなく,その代表者を通じて間接的に政治に参加することになります。
【代表者に対して投票できる→間接民主制】
[ワンポイント]
国民が政治の決定に直接参加する機会は,「憲法改正についての国民投票」以外にも,「最高裁判所裁判官の国民審査」や「地方自治特別法の住民投票」があります。