円高・円安は,「円の価値」が高くなったか・低くなったかによって決まります。
[例]
海外旅行をするとき,10000円をドルに換金(かんきん)する場合
・1ドル=125円のとき→80ドル
・1ドル=100円のとき→100ドル
■円高
外国のお金に対して円の価値が高くなることを「円高」といいます。
1ドル=125円→100円になった場合,[例]では10000円を80ドル→100ドルと,125円のときと比べ多くのドルと換金できました。
つまり,「円の価値が高くなった」ので,「円高」ということになります。
■円安
外国のお金に対して円の価値が低くなることを「円安」といいます。
1ドル=100円→125円になった場合,[例]では10000円を100ドル→80ドルと,100円のときと比べ換金したドルは少なくなりました。
つまり,「円の価値が低くなった」ので,「円安」ということになります。
[ワンポイント]
1ドル=125円→100円は,表面上は円安に思えてしまうかもしれませんが,そうではありません。
以前は,1ドルは125円の価値があったのに,100円の価値しかなくなったということです。
つまり,ドルの価値は低くなり(=ドル安),円の価値は高くなった(=円高)ということになります。