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  • 公開日時 : 2017/01/20 00:00
  • 更新日時 : 2021/10/07 16:07
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【社会】韓国統監府と朝鮮総督府の違い

韓国統監府と朝鮮総督府の違いがよくわからないので教えてください。
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回答

韓国統監府と朝鮮総督府は,どちらも,日本が朝鮮半島を治めるために置いた役所(統治機関)です。
韓国併合(へいごう)前に設置されたのが「韓国統監府(とうかんふ)」,韓国併合後に設置されたのが「朝鮮総督府(そうとくふ)」です。

日本は日露戦争に勝利し,ポーツマス条約によって日本の韓国に対する優越権(ゆうえつけん)をロシアに認めさせました。

これにもとづいて,日本は韓国への政治介入(かいにゅう)を強めていきます。

1905年,日本は韓国と条約を結んで韓国の外交権を奪い,翌年「韓国統監府」を設置して,韓国の政治を行うようになりました。初代統監は伊藤博文でした。

これに対して韓国では抵抗運動が広がりましたが,日本によって武力でおさえつけられました。
韓国の皇帝は退位させられ,軍隊も解散させられました。さらに,内政権も奪われ,植民地化の動きが強まっていきました。

そして1910年,日本は「韓国併合」によって韓国を日本の植民地とし,朝鮮半島全土を日本の支配下に置きました。
このとき,朝鮮半島を治めるために韓国統監府に代わって設置したのが「朝鮮総督府」です。
「朝鮮総督府」は朝鮮半島の軍事や行政のすべてを行いましたが,1945年,第二次世界大戦後に廃止されました。

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