弾劾裁判とは,身分にふさわしくない行為をした裁判官を辞めさせるかどうかを判断する裁判です。
「弾劾」という言葉には,罪や不正を暴(あば)くとか,厳しく責任を問うという意味があります。本来,法律にのっとって人の罪を裁く役目である裁判官が,裁判官の身分にふさわしくない行為をしたり,職務上の義務に違反した場合に,その裁判官を辞めさせるかどうかを判断するのが弾劾裁判です。
弾劾裁判所では,国会の参議院・衆議院の両議院から選ばれた各7名(合計14名)の国会議員が裁判員となり,弾劾裁判を行います。