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  • 公開日時 : 2017/01/20 00:00
  • 更新日時 : 2021/10/07 16:22
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【社会】院政を始めた人の表記について

「白河上皇が院政を始めた」と記載されていますが,白河天皇と記載してもよいですか。
もしどちらかひとつであるなら,その理由も教えてください。
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回答

白河上皇と書いたほうがよいですが,白河天皇でも間違いではありません。

天皇は,次の天皇に位を譲ると「上皇(じょうこう)」と呼ばれます。

上皇は政治から離れ,次の天皇(または,それを補佐する人)が政治を行うようになるのが普通でしたが,白河天皇は天皇の位を譲って「上皇」になってからも政治を行いました。
「上皇」のことを,別名「院」と呼んだことからこの政治を「院政」というのです。

つまり院政の「院」=「上皇」なので,白河上皇と書いたほうが適切ですが,「白河天皇が上皇になって院政を始めた」のですから,「白河天皇が院政を始めた」と言っても誤りではありません。

ポイントは,「上皇が行う政治が院政である」ということをきちんと理解しておくことです。

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