子どものことを思って声をかけたのに逃げられてしまうと、本心を伝えたくて追いかけたくなりますね。でも、逃げたな!と思ったときこそ、逃げ込んだ先でほっとできる時間をお子さまにさしあげてください。つらいときに逃げ込める場所やものを奪わないことも保護者の大事なお役目です。保護者のかたがお子さまの学力に不安を感じたこと、お子さまが苦痛を感じたこと、どちらも大切にしたい人の気持ちです。それでも伝えたい用件があるなら時間をおいた後、極力手短に。同じ家の中にいてもSNSで連絡する、直接なら5秒以内に伝えきって「はい」か「いいえ」で答えられる聞き方にするなど、お子さまの抵抗感を小さくする工夫がポイントです。拒絶されて心を閉ざされるより、わずかでも気持ちが伝わる日々をコツコツ積み重ねる方がよいですね。この考え方は、よく見かける理想的な勉強法に似ていると思いませんか。手短にコツコツ。効果的でおすすめです。