絶対に理系!絶対に文系!などの強い意志を示さない限り、先生がそのようなご意見を示すのは妥当です。しかし、得意な科目と好きな科目が異なることは珍しくありません。同様に、適性のある職業とやりがいのある職業が異なることも多いですね。得意と好き、適性とやりがい、それぞれどちらを優先するかは、「どう生きたいか」に直結する個人的かつ重要な問題です。そこで、先生とは立場が異なる、保護者ならではの視点で優先すべきこととは?ただ1つ、お子さまが将来、「親が言ったから」「先生が言ったから」と言い訳することなく、自分の選択に責任をもてる人生を歩ませることです。調査票の提出締切までは、さまざまな学部や職業を調べて、お子さまが自分自身の気持ちや特性を掘り下げる時間をもてるよう協力してみるとよいですね。気になる学問を調べていくうちに、あるとき突然に運命の書に出会い、専攻が決まることもありますよ。