地方公共団体が,財政収入不足を補うために「地方債券」を売って借り入れるというものです。
たとえば地方公共団体が,「この券を持っている人に100万円をあげます」というチケット(券)を95万円で売るとします。
すると,この95万円はその地方公共団体の歳入(収入)になり,事業に使えることになります。
学校を建てたり,災害の復旧に使ったりするわけです。
しかし,5年後にはチケットを持っている人に100万円を返さなければなりません。
ですから「借金」となるわけです。つまり地方債は「債券」という「券(チケット)」なのです。
地方債を財源とすることができるのは, 水道事業など公営企業に関する経費や,災害復旧事業に関する経費,公共施設の建設に必要な経費などに使う場合です。
都道府県の広報誌などに「○○県債(5年債など)を発行」のお知らせが出ていることがあるので,機会があれば見てみるとよいでしょう。