執権(しっけん),管領(かんれい)は,将軍を補佐する重要な役職です。
■執権(しっけん)
[時代] 鎌倉時代
[代表的な人物] 北条義時,北条泰時,北条時宗
[ポイント] 執権の地位は北条氏が代々独占。源頼朝の死後は政治の実権を握った
■管領(かんれい)
[時代] 室町時代
[代表的な人物] 細川氏,斯波(しば)氏,畠山(はたけやま)氏
[ポイント] 有力な守護大名家(細川氏,斯波氏,畠山氏が有力三家)が交代で務めた
どちらも将軍の補佐という重要な役職ですが,執権が政治の実権を握っていたのに対し,管領はそれほど強い立場ではなく,あくまで将軍の補佐,全国の守護大名の統括という立場でした。