「最上級」の文を「比較級」で表すときに「any other~」を使うことができます。
「any other~」で「ほかのどんな~」という意味になります。
「any」はふつう疑問文・否定文で使いますが,肯定文で使うと(どんな~)という意味になります。
[例1]
【最上級】The library is the tallest building in our town.
(その図書館はわたしたちの町でいちばん高い建物です)
【比較級】The library is taller than any other building in our town.
(その図書館はわたしたちの町のほかのどんな建物よりも高いです)
「no other~」を使っても書き換えることができます。
【比較級】No other building in our town is taller than the library.
(わたしたちの町でその図書館よりも高い建物はありません)
[例2]
・He is the fastest runner in the world. (彼は世界でもっとも速いランナーです)
=He is faster than any other runner in the world.
(彼は世界のほかのどんなランナーよりも速いです)
=No other runner in the world is faster than him.
(世界で彼よりも速いランナーはいません)
比較級の文で「any other」や「no other」を使うときは,後ろに続く名詞を通常単数形にします。
(比べる対象が複数のときは,通常後ろに続く名詞を複数形にします。)