spoken to byと続くこともあります。 speak toは「~に話しかける」という意味の熟語です。
speak toで1つの動詞としての役割をします。<動詞+前置詞>の熟語を使った文を受け身の文にする場合は,<動詞+前置詞>をセットにして前置詞をつけたまま1つの動詞のように扱います。前置詞を取ってしまうと意味が違ってくるためです。
よって,spoke toを受け身の文にしたときはspoken toとtoがつきます。
[例]
普通の文(能動態):A girl spoke to him. (ある少女が彼に話しかけました)
受け身の文(受動態):He was spoken to by a girl. (彼はある少女に話しかけられました)
<動詞+前置詞>の熟語は,他に次のようなものがあります。
laugh at=「~を笑う」,look for=「~を探す」,listen to=「~を聞く」など
[例]
普通の文:Everyone laughed at him.(みんなが彼のことを笑いました)
受け身の文:He was laughed at by everyone. (彼はみんなに笑われました)