さいころの見た目の区別がつかない場合,[4,2]と[2,4]の区別はつきません。しかし,いっぽうのさいころが 2の目を出すことと,もういっぽうのさいころが 2の目を出すことはあきらかに別々に起こることです。確率の問題では,別々に起こることは別々のこととして数えなければいけないのです。
よって,問題に「同じさいころを2個」とか「同じ球を3個」と書かれていても,2個のさいころは異なるさいころとして区別し,また,3個の球は異なる球として区別して考えなければいけません。
これは重要なポイントですので,よく理解しておいてください。