特に注意すべきなのは「現代語とは意味の違う単語」です。その次に「古文にしかない単語」を覚えましょう。
■現代語とは意味の違う単語最も問われやすいのは現代語と形は似ているけれど意味の異なる単語です。問題で問われていなくても,現代語の意味で解釈していると本文全体の意味を取り違えてしまうので注意しましょう。
[例]あはれなり(趣深い)・あやし(不思議だ)・ありがたし(めったにない)・いたづらなり(むなしい)・驚かす(はっとさせる)・かなし(かわいい)・くちをし(残念だ)・心にくし(奥ゆかしい)・としごろ(長年の間)・給ふ(お~になる)・めでたし(すばらしい)・をかし(趣がある)
■古文にしかない単語古文特有の単語はたくさん知っていればいるほど,本文が読みやすくなります。なるべく覚えておきましょう。
[例]あまた(たくさん)・いかなる(どんな)・いと(とても)・いみじ(はなはだしい)・せんかたなし(仕方ない)・つとめて(早朝)・ともがら(仲間)・まかる(退出する)・やうやう(だんだん)・やむごとなし(格別だ)・よに(たいそう)・よろづ(すべて)