名詞には,5つの種類があります。
■普通名詞…一般的な物事の名前を表す。
例)
本・父・机・サッカー など
■固有名詞…人名や地名・国名など固有の事物の名前を表す。
例)
聖徳太子・名古屋・イギリス・富士山・「雪国」(作品名) など
■代名詞…物事の名前の代わりに,人や事物を指し示す。
例)
私・ぼく・あなた・君・お前・あいつ・彼・彼女・そいつ
これ・それ・あれ・どれ・ここ・そこ・あそこ・どこ・こっち・そっち
あっち・どっち・こちら・そちら・あちら・どちら など
■数詞…数や量・時間・順序などを表す。
例)
一番・二か月・三つ・四メートル・五人・第六位・七個・八年・何個・何人 など
■形式名詞…形式的には名詞だが,実質的な意味はうすく,常に連体修飾語をつけて用いられる。
普通ひらがなで書かれる。
例)
こと・もの・とおり・ところ・とき・わけ・ため・つもり など
・その「通り」を右に曲がってください。→「通り」は普通名詞
・君の言った「とおり」にやります。→「とおり」は形式名詞
覚え方としては,一つしかないものは「固有名詞」,数や量など数字が関係するものは「数詞」,それ以外は「普通名詞」です。
普通名詞では,その意味が本来の意味で使われていないものが「形式名詞」です。
人や物事を指し示すものは「代名詞」です。