4つの読解のポイントをおさえましょう。
■歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直すルールを覚える
覚えていると解ける種類の問題です。しっかり自分のものにしておきましょう。
■よく使われる基本的な古語を覚える
難しいものは注釈つきで出題されることが多いので,動作や気持ちを表す基本的なものを覚えましょう。
■登場人物をおさえる
まずは,人物を表す語に○をつけながら読みましょう。「名前」「役職名」「指示語(なんぢ・この人 など)」に注目。同じ人物が,はじめは「名前」で,次の文には「役職名」で出てきたりします。混乱しないように意識して読みましょう。
■動作主を見つける
古文では,主語が離れたところにあったり,省略されていることも多く,「だれが」「どうした」のかがわかりにくいです。まずは,近くに出てくる登場人物を主語に当てはめて考えてみましょう。そして,文章に当てはめて意味が通るかどうか確認しましょう。
ただし,いちばん近くに出てくる人物が主語とは限らないから要注意です。意味が通らない場合は,離れているか,省略されていると考えましょう。また,『徒然草』や『枕草子』などの随筆では,筆者が主語であるため,「わたしは~と思う」という部分が省略されていることが多いことも覚えておきましょう。