品詞を見分けるには,「自立語か付属語か」「活用するかしないか」を判断します。
1 自立語で活用する →動詞・形容詞・形容動詞
2 自立語で活用しない→名詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞
3 付属語で活用する →助動詞(「らしい・たい・れる・だ」など)
4 付属語で活用しない→助詞(「の・よ・は・から・が・ば」など)
1の動詞・形容詞・形容動詞を見分けるには,言い切る形(終止形)の終わりに注目します。
言い切る形がウ段 →動詞(「帰る・溶ける・いる」など)
言い切る形が「い」 →形容詞(「やさしい・暑い」など)
言い切る形が「だ」「です」→形容動詞(「すてきだ・静かです」など)
2の名詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞を見分けるには,どんな文の成分になるのかを確認します。
主語になる →名詞(「父・学校・後ろ」など)
連用修飾語になる→副詞(「必ず・にっこり」など)
連体修飾語になる→連体詞(「大きな・あの」など)
接続語になる →接続詞(「だから・しかし」など)
独立語になる →感動詞(「あら・やあ・はい」など)
おもな例を( )内で紹介しましたので,あわせて覚えておくとよいでしょう。