謙譲語と尊敬語を見分けるには,だれの動作を表しているかに注目します。自分(話し手)の動作の場合は謙譲語,相手(聞き手)や話題になっている人の動作の場合は尊敬語です。
敬語には,謙譲語・尊敬語・丁寧語の3種類があります。
<謙譲語>自分(話し手)の動作に使い,動作を受ける人に対する敬意を表す。
(例)・明日,伺う予定です。
→「伺う」が謙譲語 動作主(行く人)は自分(話し手)
・ちょっと拝見してもいいですか。
→「拝見し」が謙譲語 動作主(見る人)は自分(話し手)
<尊敬語>相手(聞き手)や話題になっている人の動作に使い,動作主に対する敬意を表す。
(例)・先生がお書きになる。
→「お書きになる」が尊敬語 動作主(書く人)は「先生」
・お客さまが来られる。
→「来られる」が尊敬語 動作主(来る人)は「お客さま」
<丁寧語>丁寧な表現を使って,敬意を表す。「です」「ます」「ございます」など。
(例)・これが,わたしの学校です。 →「です」が丁寧語
・明日はテストがあります。 →「ます」が丁寧語