連体形と終止形を見分けるには,その語の後を見ます。後に体言が続くときが連体形,後に「 。」が続くときが終止形です。
本来,連体形とは「体言」に「連なる」「形」です。すなわち,連体形の後は多くの場合体言が続きます。また,終止形とは文が「終止」する「形」なので,多くの場合文の最後となり,後には「 。」がきます。
これは形容詞だけでなく,動詞・形容動詞・助動詞など活用する語すべてに言えることです。活用形を見分けるには活用のしかたを覚えることも有効ですが,その語の後にどんな語がくるかに注目することも大切です。
(例)「近い」
わたしの家は学校に近い。
→「近い」は文の最後→終止形
学校に近い町に引っ越す。
→「近い」の後に名詞(=体言)「町」がある→連体形