動詞と助動詞を見分けるには,その語だけを取り出して,それだけで意味がわかるかどうかで判断します。意味がわかるときは動詞,わからないときは助動詞です。
動詞と助動詞の大きな違いは,「動詞→自立語」であり,「助動詞→付属語」であるということです。
自立語は「文節のはじめにきたり,単独で文節をつくったりする単語で,その語だけで意味がわかるもの」,付属語は「自立語の後につき,その語だけでは意味がわからないもの」です。
とくに助動詞は,自立語に意味をそえるものなので,多くの場合動詞・形容詞・形容動詞の後につきます。
(例)水着を買ったから,海に行きたいな。
「買っ」…もとの形は「買う」。それだけで意味がわかる。→動詞
「た」 …動詞「買う」に接続して,完了の意味をそえる。→助動詞
「行き」…もとの形は「行く」。それだけで意味がわかる。→動詞
「たい」…動詞「行く」に接続して,希望の意味をそえる。→助動詞