自立語と付属語を見分けるためには,まず文節に区切ります。
・自立語は,文節の初めに来る単語で,単独で1つの文節を作ることができます。
1語で意味を表すことができます。
自立語の品詞…動詞,形容詞,形容動詞,名詞,副詞,連体詞,接続詞,感動詞
・付属語は,自立語の後につき,自立語にさまざまな意味を添える単語です。
通常ひらがな1~3文字で,単独では意味を表すことも,文節を作ることもできません。
付属語の品詞…助動詞,助詞
[例題]次の文を自立語と付属語に分けましょう。
涼しい高原に住む祖母のところへ行く予定です。
まず,文を文節に区切ります。
涼しい /高原 に /住む /祖母 の /ところ へ /行く /予定 です。
次に,文節ごとに単独で意味のわかる語(=自立語),わからない語(=付属語)へ分けていきましょう。
・自立語…涼しい 高原 住む 祖母 ところ 行く 予定
※いずれもこの単語だけで意味がわかります。
・付属語…に の へ です
※これだけでは意味がわかりません。直前の単語へ意味を加える働きをする単語です。