動名詞も<to+動詞の原形>も「~すること」の意味で,名詞と同じ働きをします。
文の主語や補語(be動詞のあと)としてはどちらも使えますが,動詞の目的語になる場合には,動詞によって使い分けをする必要があるので,注意が必要です。
【動詞の目的語になる動名詞と<to+動詞の原形>】
*動名詞だけを目的語にとる動詞:enjoy,finish,stop,practiceなど
[例]
enjoy ~ing「~して楽しむ」
stop ~ing「~するのをやめる」
*<to+動詞の原形>だけを目的語にとる動詞:want,hope,wish,decideなど
[例]
want to ~「~したい」
decide to ~「~しようと決める」
*動名詞と<to+動詞の原形>の両方を目的語にとる動詞:like,begin,startなど
[例]
like to~(=like ~ing)「~することが好き」
begin to~(=begin ~ing)「~し始める」
*両方を目的語にとるが,意味が異なる動詞:remember,tryなど
[例]
remember ~ing「~したことを覚えている」
remember to ~「忘れずに~する」
try ~ing「試しに~してみる」
try to ~「~しようと努める」