置き字の「而」には 〈1 そして(順接) 2 しかし(逆接)〉 の意味があります。
「而」は文中では読まないことが多いですが,その場合には,1か2の意味で前後の文をつないでいます。
「而」のように,訓読したときに読まない字を「置き字」と言います。
置き字はもともと当時の中国では読まれていましたが,日本語風に訓読するときには読まれなくなりました。
「而」には順接や逆接の意味がありますが,ほかの置き字にも意味があります。
【主な置き字の例】
・動作の対象を表す
「於・于・乎」…意味「~に,~を,~より」
・文の最後に置かれて,語調を強める
「矣・焉」