文末にあり「どうする・どんなだ・何だ・ある・いる・ない」などを表す文節なら述語です。
○まず「文末」に注目! 述語はほとんどが「文末」にあります。
〔例〕
・母が 雪道を 歩く。 (「どうする」)
・その 女性は 母です。 (「何だ」)
・湖は 静かだった。 (「どんなだ」)
・机の 上に 本は なかった。(「ない」)
<注意>
(1)「倒置」(=言葉の順序が普通とは逆)のときは,述語は文末になりません
・おいしいね,この 料理は。
(「どんなだ」)
(普通は「この 料理は おいしいね。」の語順です)
(2)「述語」は一文節だが,複数の文節で述語の働きをするもの
・姉が 学校から 帰って くる。
(二文節で「どうする」を表している→[述部]といいます)
・苦手教科は,英語と 数学だ。
(二文節で「何だ」を表している→これも[述部]です)
(3)「だ・です」がつかないで「何」だけでも述語になるとき
・わたしは 学生。
(「何」)
(4)述語が「省略」されるとき
・あら,学校はいつから?
(「始まるのですか」という述語が省略されています)