動作の対象を必要とする動詞が他動詞,動作の対象を必要としない動詞が自動詞です。
簡単に見分けるには,「~を」という対象を表す語があるかどうかを確認します。
[例]
・わたしは起きる。 →「わたし」自身の動作を表しています。(自動詞)
・わたしが弟を起こす。→「~を」(つまり「弟を」)という対象を表す語があります。(他動詞)
ただし,すべての動詞に自動詞と他動詞があるわけではありません。
・自動詞しかないもの →「ある」「来る」など
・他動詞しかないもの →「知る」「読む」など
また,自動詞・他動詞がまったく同じ形のものもあります。
[例]「笑う」「増す」「閉じる」など
・わたしは笑う。 (自動詞)
・わたしが弟を笑う。(他動詞)