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  • 公開日時 : 2017/01/20 00:00
  • 更新日時 : 2021/10/07 15:06
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【国語】漢詩の韻について

漢詩の韻のことが何もわかりません。
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回答

五言絶句,五言律詩は「偶数句末」の字が韻を踏んでいます。
七言絶句,七言律詩は「1行目と偶数句末」の字が韻を踏んでいます。

[例]「春望」(杜甫)は1行が5文字で8行で構成されている「五言律詩」なので,韻を踏んでいるのは以下のとおりです。
 2行目末 「深」シン
 4行目末 「心」シン
 6行目末 「金」キン
 8行目末 「簪」シン
すべて「~イン」という響きを持った漢字が使われています。このように決まった所に同じ響きがあることが「韻を踏む」「押韻する」ということです。

[例]「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」(李白)は1行が7文字で4行で構成されている「七言絶句」なので,韻を踏んでいるのは以下のとおりです。
 1行目末 「楼」ロウ
 2行目末 「州」シュウ
 4行目末 「流」リュウ
すべて「~ウ」という似た響きを持っています。

このように韻を踏むことで,文章がリズム感を持ち,読みやすく心に残りやすい「詩」となります。