土偶(どぐう)と埴輪(はにわ)の大きな違いは,「つくられた時代」と「つくられた目的」です。
■土偶
[時代]縄文時代
[形状]土製の人形。女の人の形をしているものが多い。
[目的]魔よけ,豊作,子孫が栄えることなどを願ってつくられたとされる。
■埴輪
[時代]古墳時代
[形状]素焼きの土器で,人,家,動物,刀の形などをしている。
→これらから,当時の人々の暮らしがわかる。
[目的]古墳に葬(ほうむ)られる人が死後も不自由をしないように,という願いで置かれたとされる。
古墳(王や豪族など強い力を持った人のお墓)の周りに並べられた。
資料集の写真などで,土偶(どぐう)と埴輪(はにわ)の違いがわかるようにしておくとよいでしょう。