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  • 公開日時 : 2017/01/20 00:00
  • 更新日時 : 2021/10/07 17:24
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【社会】日本銀行が景気に合わせて国債を売買するのはなぜ?

日本銀行の金融政策についてなのですが,日本銀行が好景気のときは国債を売り,不景気のときには国債を買うのはなぜですか?
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回答

市場に出回っているお金の量(通貨量)を調整するためです。
 
■好景気のとき→日本銀行が国債を売る→通貨量が減る
「好景気」のときには通貨量が多くなりすぎ,物価が上がり続けて,インフレーションが起きやすくなります。そこで,好景気のときには「通貨量を減らす政策」がとられます。
日本銀行が国債を売るのは,通貨量を減らす政策のひとつです。
日本銀行は,国債を一般の銀行に売ります。一般の銀行は,国債の代金を日本銀行に支払います。つまり,一般の銀行が持っていたお金の一部が,日本銀行に回収されるのです。その分だけ,市場にあるお金が減るので,通貨量も減ることになります。
 
■不景気のとき→日本銀行が国債を買う→通貨量が増える
「不景気」のときには通貨量が少なくなりすぎ,物価が下がり続けて,デフレーションが起きやすくなります。そこで,不景気のときには「通貨量を増やす政策」がとられます。
日本銀行が国債を買うのは,通貨量を増やす政策のひとつです。
日本銀行は,国債を一般の銀行から買います。一般の銀行は,国債の代金を日本銀行から受け取ります。つまり,日本銀行が持っていたお金の一部が,一般の銀行に渡されるのです。その分だけ,市場にあるお金が増えるので,通貨量も増えることになります。