自由民権運動と護憲運動はどちらも憲法に関する運動ですが,[時代]と[もとめた内容]が違います。
自由民権運動は,「明治時代」に「国会の開設や憲法の制定などをもとめた」運動です。
護憲(ごけん)運動は,「大正時代」に「藩閥(はんばつ)政治から政党政治にすることをめざした」運動です。
大まかな流れは,次のとおりです。
■自由民権運動:明治時代初期,国会の開設や憲法の制定などを政府にもとめた。…「憲法をつくろう!」
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■大日本帝国憲法発布…「憲法をつくった!」
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■護憲運動:大正時代,議会を無視した政治を行おうとする藩閥政治から政党政治にすることをめざした。…「憲法をまもろう!」