長文問題では,1度文章を全部読んでから問題を解くとよいでしょう。ただし,文章を読む前に問題をサッと読んでおくことをオススメします。先に問題を読んでおくと,ポイントを絞って文章を読むことができ,効率的だからです。
次の順番で取り組むことをオススメします。
1.問題を読む
2.文章を読む
3.問題を解く
問題を先に読んでから文章を読む方法のポイントは,次のとおりです。
■最初に問題を読むときは「軽く・速く」読みます。この時点では,まだ文章を読んでいないので,答えを考え始めると文章を読むことになり,時間を使ってしまいます。ここでは,「どんな問題があるか」を確認するだけです。
■文章も,最初は「軽く・速く」読みます。細かいところにこだわらずに,まずは,大意をつかむことが大切です。このときに「大切だと思われる言葉」(筆者が言いたいことやテーマとなるようなこと)に○などのマークをつけておくとよいでしょう。
■問題に答えるときは,まず問題が求めることをしっかりと読み取りましょう。それから,設問の文の傍線やカッコなどの前後を読みます。答えが離れた場所にある場合もあるので,近くに答えがないときは,最初に読んだときにつかんだ大意から,どの部分に書かれていたかを考え探します。思い出せなければ,もう1度,文章を読むことになりますが,1度読んでいるので2度目ははやく読めるはずです。最初に読んだときにつけたマークが役立つこともあります。
※問題の解き方に絶対の正解はありません。自分に合った解き方を見つけて読解問題を解くとよいでしょう。