「動作主」とは動作をしている人,「会話主」とは会話をしている人という意味です。
[例]
先生がドアを開けて教室に入ってきた。
→「ドアを開けて教室に入ってきた」という動作をしている人(=動作主)は「先生」。
妹が「これなあに。」と聞いた。わたしは「これは柿(かき)の花だよ。」と答えた。
→「これなあに。」の会話主は「妹」,「これは柿の花だよ。」の会話主は「わたし」。
古文では,「動作主」や「会話主」が省略されることが多いです。文脈から「だれの動作か」「だれの会話か」を読み取ること,つまり「動作主」「会話主」を読み取ることが重要です。