「発音を聞くと意味がわかるもの」が訓読み,「発音を聞いても意味がわかりにくいもの」が音読みです。
例えば「首」という漢字の場合,「くび」という読みは発音を聞くと意味がわかりますが,「しゅ」という読みは発音を聞いても意味がわかりません。つまり,「くび」が訓読み,「しゅ」が音読みということになります。基本的には,この方法で判断していきます。
ただし,「発音を聞くと意味がわかるけれど,じつは音読み」「発音を聞いても意味がわかりにくいけれど,じつは訓読み」という語もあります。
これらの語の例を以下に挙げておきますので,チェックしておきましょう。
【発音を聞くと意味がわかるけれど,じつは音読み】
絵(え),駅(えき),客(きゃく),図(ず),席(せき),線(せん),肉(にく),服(ふく),本(ほん),陸(りく)など
【発音を聞いても意味がわかりにくいけれど,じつは訓読み】
野(の),場(ば),日(ひ),間(ま),馬(ま),身(み),音(ね)など