百人一首大会などカルタ取りが目的の場合,効果的な覚え方があります。
1.現代語訳を参照して和歌の意味をつかむ
2.単語カードを使う
表に上の句・裏に下の句を書いて,それを持ち歩いて空いた時間に少しずつ覚える
3.何度も声に出して読む
4.読み上げたものを録音して聞いて覚える
5.書いて覚える
6.歌から感じるイメージを絵に描いてみる
以下の7首は,たとえば「む→きりたちのぼる…」というように,「む」から始まるのは百首中1首しかない,といったものです。
最初の1文字だけを聞けば札は取れます。これらを先に覚えればカルタが早く取れます。「むすめふさほせ」と覚えてください。
む→村雨の 露もまだひぬ 真木の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ
す→住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ
め→めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな
ふ→吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ
さ→さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこ(く)も同じ 秋の夕暮れ
ほ→ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる
せ→瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思う(ふ)
上記以外のものは,一つひとつ覚えるしかありません。
百首あると思うと大変なように感じますが,一首一首はとても短いものです。
1日に1つか2つでも,コツコツ覚えていきましょう。